Notices 〜1〜

暑い・・・気持悪い・・・・・暑い・・・
目を開くと景色が違った。見慣れない天井が目に入ってきた。自分の部屋ではないらしい。やけに広いし・・・ベッドもフカフカだ。ここはどこだ?寮の自分の部屋でないことはわかったが。それに・・・なぜかTシャツとトランクス姿になってるし・・・

「片山?起きたか?」

男の声?誰だ?げっ!!柴田主任が横に寝てる!

「しゅ・・主任!?あれ?なんで?」
「なんだよ、記憶ないのか?昨日飲みに行っただろ?休日出勤してさ。」
「あぁ・・・」

そういえばそうだった。土曜だというのに主任と二人で休日出勤したんだった。しかも事務室内のレイアウト変更という力仕事のために。この年度末の忙しさのためか、主任が締切日を忘れて什器の移動の申請書を出し忘れたから。若手と煽てられ(?)、二人で机やらキャビネットやらを動かしたんだった。

「そうでしたね・・・でも・・・なぜ・・・」
「飲みに行ってお前つぶれて寮に帰れなかっただろ?俺んちに泊めてくれーって叫んでたじゃないか。」
「・・・・・すみません(そうだったのか?全っ然記憶がナイ・・・)」
「まあ俺んちのが近かったし、送っていくよりはよかったけどな。」
「そうですか・・・ホント申し訳ないです・・・」
「いや、いいって。気にするなよ。それよりもう11時だぜ?昼食にするか?」
「・・・・・・・」
「?大事な用でも思い出したのか?」
「・・気持ち悪い・・・・」
「!!まだだぞっ!我慢しろ!!」

僕は主任に抱えられてトイレへ向かった。苦しい・・・死ぬかも・・・・

「大丈夫か?」

胃の中のものをすべて吐き出し、少し楽になった。その間、主任はずっと僕の背中をさすっていてくれた。

「みっともないところをお見せして申し訳ありません。もう大丈夫ですから・・・」
「そうか?水もってくるから待ってろ。」

そういうと、洗面台からコップを取って水を持ってきてくれた。うがいしてトイレを流し、洗面所でコップをゆすいだ。鏡に映った僕の顔は土気色で、とても情けない。

「もう少し横になってた方がいいな。寝てろよ。」

さすがにこれ以上主任に迷惑をかけることはできない。

「いえ、大丈夫です。本当に帰ります。」
「でも服乾いてないぞ?」
「服?」
「実はお前、昨日も吐いてさ。服は洗濯して今干してあるんだ。うち乾燥機ないからな。」
「あ・・・・これも・・・」
「そう、オレのTシャツ。」

とりあえずリビングのソファに座り、アタマを抱えた。
なんてことだ!酔って主任に介抱してもらって、挙句に服も洗濯してもらうなんて。もうだめだ。会社に行けない。しかも酔っていたとはいえ、主任と一緒のベッドで寝たなんて。誰にも言えない。

「ホント気にするなって。今コーヒー入れるからちょっと待ってろ。」
「・・・・・ハイ」

改めてよく見ると、ブルーで統一された落ち着いたリビングだ。きれいに片ついている。
だんだん昨日のことを思い出してきた。柴田主任が半年前にマンションを買ったって聞いて、僕が部屋を見たいと言い出したんだった。急行で5つも先の駅にある寮に帰るのが面倒だったということもあったが。

「主任、どうしてマンション買ったんでしたっけ?」
「・・・・お前なぁ。昨日も言っただろ?人のプライベートにあまり踏み込むな。」
「はぁ。すみません。」

主任は4年先輩だ。今年29歳だったと思う。仕事ができてスポーツもできるらしいし、社内では男女から人気がある。
それにしても、マンションを買った理由もプライベートなのかな?聞かれたくない理由があるのかも。これ以上聞くのはやめよう。でも・・・一人で住むには3LDKは広すぎるよな。ベッドもダブルだったし。ついキョロキョロと部屋を見回してしまう。女っけのない部屋。でも男くさくはない。

「コーヒーは入ったぞ。」
「あ、すみません。」

二人でソファに座り、コーヒーをすする。時計を見るともう12時近い。1日つぶしちゃったな。もったいない。主任がTVをつける。しばらく二人でTVを見ていたが、何を話すでもなく、次第になんとなく気まずくなってきた。不自然に腕を伸ばしたりストレッチしてみたりする。

「何やってるんだ?」
「いや、昨日机運んだりしたんで、筋肉痛ですよ。主任は大丈夫ですか?」
「俺は鍛えてるから。なんて、年かな?明日になったら出るかも。」
「まさかぁ。だってまだ20代でしょ?それに確かにきたえてますよね。筋肉ついてるし。」
「よく見てるな。」
「えっ!いや、別に見ては・・・」
「マッサージしてやろうか?俺うまいんだぞ。体育会系だしな。」
「いいですよ。そんな、だいじょうぶです。」
「遠慮するなよ。明日会社いけないぞ?」
「はぁ、じゃあお願いします。」

僕がそういうと、主任はソファから降り、僕の正面へ座った。僕の足を取り、ふくらはぎをマッサージし始めた。上手い。確かに上手だ。気持ちいい・・・また眠くなりそうだ。しばらく黙ってマッサージしてもらった。

「片山・・・」
「はい?」
「昨日、お前結構荒れてたよな?何かあったのか?」

荒れていた・・・そう、確かに僕は荒れていた。金曜の夜に彼女にふられたからだ。別に長く付き合ってたわけじゃないけど、振られれば傷つく。しかも理由が理由だし・・・

「別に荒れてませんよ?」
「うそつけ。お前あんまり飲めないだろ?なのにあんなに飲んで。何があったんだ?」
「・・・・・」
「話したらすっきりするぞ?」
「・・・・・単純なことですよ。彼女に振られただけです。でも飲んで忘れましたよ。」
「なんで振られた?他に好きな男ができたのか?」

僕はちょっとむっとした。それこそ僕のプライベートだろう。話す必要はない。

「しりませんよ。理由なんていいじゃないですか。別れたことには変わりないです。」
「そうか。でも・・・」

でも?まだ何かあるのか?

「昨日の片山は本当に荒れてて、俺も正直驚いたよ。一人で帰せないと思ってここにつれてきたんだけど、うちに来てからは・・・」
「・・・なんて?なんて言ってました?」
「もう女はコリゴリだとか、その・・ちょっと・・・泣いてたし。」

泣いてた?なんてことだ。主任の前で!

「あの・・・その『女はこりごりだ』のあと、他には何も言ってませんでしたか?」
「いろいろ言ってたけど、聞き取れなかったかな。」

本当かな?しゃべっちゃったかもしれない。僕が・・・インポだってこと!自分でするとちゃんと勃つけど、彼女を前にするとだめなんだ。どうしよう、主任に相談してみようか。ここまできたら恥もないよな。

「あの・・・」
「なんだ?」
「あの・・・僕・・・」
「ん?」
「ときどき・・勃たないときがあるんです。」
「ときどきなのか?」
「いえ・・・自分ですると大きくなるんですけど、彼女とはだめだったんです。緊張しすぎて。」
「そうか。」
「それに・・・あの・・・皮が・・・」
「包茎か。仮性なんだろ?」
「・・・はい・・・一応。」
「ならいいじゃないか。」
「でも・・・その・・・小さいし・・」

しばらく沈黙が続いた。主任は手を休めることなくマッサージをしてくれた。ふくらはぎから足へ、そして肩と腕をほぐされ、だいぶ楽になった気がする。
僕をソファにうつぶせにして、背中のマッサージを始めた。かなり大きなソファで、僕がうつぶせになっても十分足を延ばせる。マッサージしながら主任が口を開いた。

「片山、大きさや皮なんて気にするな。射精できれば子供もできるしいいじゃないか。」
「でも・・・あの・・・彼女に言われたんです。『包茎で勃たないなんて最低』って。」
「ヒドイな・・・」
「きっともう一生勃たないと思います。結婚もできませんね。」

気づくと涙が溢れていた。後ろにいる主任に気づかれないよう涙をぬぐう。

「片山、ちょっと見せてみろ。」
「は?何を?」
「何って決まってるだろ。」
「えっ!!まさか、いや、だめです。見せられません。」

マッサージの手を止め、僕の体をくるりと仰向けにすると、僕のひざの上に跨った。そして、僕の目をじっと見つめ、僕のトランクスに手をかけた。

「男同士だから恥ずかしくないだろ?」

男同士だから恥ずかしいのでは?主任の目に圧倒され、なぜか僕は身動きができなかった。僕は両手で顔を隠した。見えなくても主任の手がそっと僕のトランクスを膝まで下ろし・・・トランクスに押されて一度下を向いた僕の小さな陰茎が、朝顔のつぼみのような形でプルンと返ってくるのを感じた。

「半勃ち?」
「あっ・・・あの・・・マッサージが気持ちよくて・・・」
「ふうん・・・・皮・・・被ってるな・・」
「や・・だっ・・もう・・・やめてください」

!主任の手が僕の陰茎に触れた。親指と人差し指で皮の部分を持って、ゆっくり亀頭付近を擦る。

「なっ・・何するんですか!や・・めて・・・・くださ・・いっ」

どかそうにも僕の力で主任を動かせるはずがない。体格が全く違う。
僕の抵抗など無視して主任は手の動きを速める。僕の意思とは裏腹に、陰茎は次第に硬さを増し、最初は皮の間から見え隠れしていた亀頭も、今は完全に顔を出している。

「お前、インポじゃないよ。たぶん女に反応しないんだと思う。」
「えっ!?それって・・・」
「昨日一緒に飲んでて気づいたよ。お前ゲイだろ?」
「ち・・違う!」
「気づいてないのか?」
「今までも・・・女としか付き合ったことないし・・・」
「女の前じゃ勃たないんだろ?でも今はこうしてビンビンだ。」

見ると、僕のそれは透明な液でグチョグチョになりながらも今までにないほど大きくなっている。主任の手も僕の液で光っている。頭がボーっとしてくる。すぐに出てしまいそうだ。

「それでお前、女の中に出したこと・・いや、入れたことあるのか?」
「・・・・・ない・・・です。いつも・・・入れるどころか・・本当に・・・全然勃たなくて・・・」
「ふーん・・・じゃあ、入れさせてやるよ。1回だけな。」

入れる?どうするんだろう?
すると、主任は僕の陰茎を扱く手を止めずに、左手で自分のトランクスを脱いだ。スゴイ!!まだ半勃ちなのに僕の倍は大きい。
と、僕の根元を押さえ、主任は自分の蕾に僕のをあてた。えっ?まさか・・・ゆっくり腰を落とす。

「先走りでグチョグチョだったから、何もつけなくてもすんなり入りそうだな。」

そういうと更に腰を落とし、根元まですべてを主任の中に吸い込ませた。僕は味わったことのない感覚に、仰向けに寝転がっているのにめまいがした。スゴイ・・熱い・・・陰茎全体に快感が走り、そこを中心にして体全体に快感の波が押し寄せる。主任は更に奥まで押し込もうと、僕の腰に尻を擦り付ける。

「あぁっ・・主任・・・こん・・なこと・・・はぁっ・・・ああ・・もうっ・・もう・・出ちゃ・・・い・・ます・・・」
「お前わかるか?俺の中に入ってるの?お前・・・インポじゃないじゃないか。」
「ほ・・ほんと・・だ・・あぁっ・・・あぁぁっ・・でるっ・・でちゃうっ・・・あぁっ・・あぁっ・・」

僕はすぐに主任の中に射精した。たまっていたし、きっと大量だったと思う。主任の中で2度3度と僕の陰茎が跳ねたのを感じた。

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