Passion 〜5〜

「起きて。もう10時だよ。」

僕はもう4日も彼の部屋にいる。
今週は青山さんが夏休みなので、一緒に過ごそうと入り浸っているわけだ。学校は1週間の自主休学だ。仕事が忙しすぎた彼はずっと夏休みをとることができず、やっと10月も終わろうとしている今の時期に遅い休みを満喫している。といっても、どこにいくわけでもなく、ただ部屋でのんびりするだけだったが。

毎晩遅くまでTVを見たり、映画を見たり。(もちろんHをしたり♪)
彼はせっかくだから旅行にでも行くか?と誘ってくれたが、仕事で疲れているのがわかっていたので、僕は二人で部屋で過ごすことを望んだ。

それに、どこにもいけなくても二人でのんびりした時間を過ごせることに満足していた。こんな風に彼を起こしてみたりすると、本当の恋人同士みたいじゃないか。

本当は昨日も一昨日も彼のほうが早く起きて朝食の準備をしてくれた。そして、僕を起こし、抱き上げて浴室へ向かい、シャワーを促した。実は、僕は寝起きがものすごく悪く、シャワーを浴びないと全然目が覚めないんだ。だけど、毎朝そのままじゃかっこ悪いと思い、今日はガンバって早く起きたんだ。携帯のアラームかけて。

「ねぇ!もう起きてよ。布団を干したいんだ。」

家にいると母親からけたたましく言われるセリフを僕が彼に言うなんて不思議な感じがする。カーテンを開けると、夜から朝へ、部屋もその色を変える。
ベッドに片膝をつき、掛け布団を剥ごうとしたとき、

「・・・ウルサイ・・」

そういうと、彼は僕の腕を思い切り引っ張った。

「痛いっ!」

体勢を崩し、僕はベッドの上に寝転がされた。そのまま僕を掛け布団の中に引きずり込み、彼は両腕両足を僕に巻きつけた。

「・・・おまえ・・体冷たい・・」

寝起きのかすれた声でそうつぶやくと、まわした腕に更に力を込めた。10月下旬だというのに、彼に借りたダボダボの部屋着兼パジャマのTシャツと薄地の短パンで歩き回ってたからね。洗濯したり、洗い物したり。今日の僕はまるで主婦だ。

「青山さんの体はあたたかいね」

僕も彼の首に腕を回し、ぎゅっと抱きついた。彼の息が額にあたる。僕の目の前では、呼吸に合わせて鎖骨が微妙に揺らいでいる。彼は寝るときに何も着ない。下着もつけず、裸で眠る。明るい部屋の中で目の前に晒された彼の肌。少し下には厚い胸板に小さな乳首が、夜とは違う面持ちでそこにある。

!!・・・青山さん・・勃ってる・・ゆっくり僕の腰に自身を擦り付けてくる。なにを朝から!昨日もあんなにやったのに・・・

「もぅ起きてってば! コーヒー入れたよ?
  それに・・っ・・布団・・干さ・・ないと・・」

完全に目が覚めたのか、本格的に攻め始める。Tシャツをたくし上げ、僕の乳首を吸いあげる。朝から元気な彼の股間は、まるで意思を持ったかのように巧みに短パンの隙間から僕の肌を刺激する。短パンの下に何も穿いていなかった僕の下腹が、彼の形を感じ取る。それは最初袋のあたりを突付いていたのに、次第に僕自身のそれを刺激し、いつの間にか反応する僕のペニス・・。

「ちょっ・・だめだよ・・朝から」
「・・・おまえ・・うるさいよ。少し黙れ。」

そういうと、僕の唇を強く吸い上げ、舌を深く挿入し、僕の口腔を犯す。指先は乳首を痛いほど転がし、股間同士はねっとりと絡みあう。寝起きとは思えないほど巧みな動きに、僕の中の全身の血が沸騰するのを感じた。

「・・っはぁっ・・」

僕が声を漏らすと彼はますます舌と手と股間の動きを早める。僕も我慢できなくなり、彼にしがみつきながら舌を吸い返す。

と、彼は僕を抱えて仰向けになり、僕は彼の腰に跨る格好になった。乳首から手を離すと、手を回した僕の腰を動かし、股間同士を擦り合わせる。短パンの中で絡み合う2本のペニス・・・互いの先走りが僕の太股と彼のわき腹を濡らす。

僕は両手を彼の頬から首筋に這わせ、更に深く舌をねじ込んだ。ふと目を開けると、気持ちよさそうに目を瞑る彼が映る。意外に長いまつげ・・なんて愛しいのだろう!ますます好きになる。

「・・入れていい?」

かすれた声もセクシーだ。ゾクッとする。コクンとうなずき、Tシャツを脱ごうとすると、

「着たままでいいよ。」

そういうと、僕の腰を少し持ち上げ、短パンの隙間から僕のアナルに自身のペニスをあてた。確かに青山さんに借りたものだから僕には大きく、てペニスどころか腕が入り込めるぐらい余裕があるけど。だからってそんな・・。

僕のアナルも彼の熱い先端を感じる。彼は自身の先端に向かって僕の腰をゆっくりと誘導した。昨夜も激しく行き来していたそれを、僕のアナルは容易く受け入れる。
一気に根元までくわえ込むと、次の刺激をヒクヒクと求める。

僕の肩を押して上体を起こさせると、

「ユウキが動いて。」
「えっ・・そんな・・だって・・」
「だって・・なに?俺寝起きだし・・まだ力は入らないから。」
「・・・・だって・・こんなに・・明るい中で・・・」
「ばかだなぁ。暗くても明るくてもいつも全部みえてるよ。
  それよりホラ、早く動かないと俺のしぼんじゃうぞ?」

そういって僕の手を握り、両手を繋いだ。指と指を絡ませ、口元に持って行き、僕の手の甲にキスをする。僕は意を決して、腰を浮かせ、落とした。何度か繰り返すうちに滑りも良くなり、更に大きく挿抽を繰り返した。

「っあぁっ・・はぁっ・・はぁ・・」

次第に早まる動きと、大きくなる僕のあえぎ声。僕の声と結合部のグチュグチュという音が、明るい部屋に響く。彼の手をきつく握り締め、思い切り腰を振った。

「・・ん・・気持ちいいよ。グラインドもしてみて。」

彼に言われるがまま、それまで激しく上下していた腰を、今度は大きく回してみた。僕の中で彼が左右に揺れ、僕の肉壁を攻める。

「いいよ。自分の気持ちいいところに俺のをあてて。」

僕はグラインドしながら上下に動かしてみたりして、自分の敏感な場所に彼のペニスを擦りあてた。青山さんに突いてもらうのとはまた違った感覚が僕の腰を自然と激しく動かす。ペニスの裏側が短パンのざらざらした布に擦れ気持ちいい。目を瞑ってアナルの中で彼のペニスを一点に集中的してあてていると、ニヤニヤしながら彼が言った。

「あーあ、俺の短パンがーどうしてくれるんだよー」

見ると、ウエストのゴムに近い部分には5cm以上ありそうなシミが光り、股間部分は僕の先走りと僕のアナルから吐き出されたであろう彼の先走り、それに僕の粘液が混ざり合い、短パンの色を濃くしていた。

「だ・・から・・脱ぐっ・・て・・あぁっ・・あぁつ・・んはっあぁぁーーーー」

短パンを穿いたままとわかっていながらその中に吐精してしまった。2度3度と吐き出したそれはみるみるシミを大きくし、終いには水色の短パンの左半分の色を青く変えてしまった。どっと彼の上に倒れこむ。

「はぁ・・はぁ・・でちゃ・・た・・ど・・しよう・・短パンがぁ・・」
「どうしようもないだろう。しょうがないな。それより俺はどうしてくれるんだ?」

そういうと、こんどは彼が下から激しく突き上げた。僕のペニスから吐き出された大量の精液が、下腹を伝わり袋部分へ流れる。結合部付近の体液と混ざり、ニチャニチャと更に卑猥な音を響かせる。力を失ったペニスに、濡れた短パンがまとわりつく。
ピッタリと付着しペニス全体を覆いつくす。動くたびに擦れる布に刺激され、再びムクムクと大きさを取り戻す。

「おっ元気だねぇ。腹にあたってるぞ。」

次第に体積を増やすそれは、僕と短パンの間に小さな空間を作る。下から突き上げられるたびに、布がついたり離れたりする。更に、袋の下辺りに短パンの股間部分が重なり、それが袋を刺激する。気がつくと、僕はまた腰を振り、布越しのペニスを彼の腹に擦り付けていた。

「体起こして」

彼は僕の肩を押した。

「やだっ・・あぁ・・」

不意に言葉が漏れた。僕は濡れた布に巻きつかれる感覚をもっと味わっていたかった。僕の声に一瞬動きを止めた彼は、僕をまじまじと見ると少し微笑んでまた動き出した。

「ふーん・・新しい快感をおぼえちゃったのかなー?」

ばれてる!そう思ったときには遅かった。彼は下から激しく突きながらも、短パンがピッタリとくっついた僕のペニスを掴んだ。

「ふあぁぁっ・・」

短パンの上からぎゅっぎゅっと掴んだり、先端部分を手のひらで大きくなでたり。手のひらに押され、先ほど吐き出し、瞬時に吸収した短パンから精液が白く溢れ出る。再びペニス全体をぎゅっと握ったかと思うと、指先を先端に割り込ませる。

アナルの中では、いままで以上に熱く太いものが激しく暴れまくる。先ほど僕が自分で擦り付けた場所を覚えているかのように、一点を集中してせめる。それにあわせるかのように、僕のアナルも彼自身を強く締め付け、アナル全体で彼を感じようとしている。

「あぁ・・また・・ま・・た・でちゃ・・うよぉっ・・・・」
「・・・いいよ・・だせよ・・」

彼の動きが一際早くなった。正常位では味わえないほど奥まで突かれ、僕は一気に絶頂を迎えた。彼が掴んでいたせいで、吐き出された精液は尿道口付近の布を通り抜け、短パンの上に浮き上がる。ブシュジュプッと泡を立てながら、浮き上がっては下へ垂れていく。それを見ながら僕はまた彼の上に倒れた。そして首に手を回し、荒い息のまま少し腰を浮かす。

「・・・おまえ・・ほんと感じやすいよな。」

そういうと、更に強く打ちつけ、低く息を漏らし、僕の中のペニスを一際太くした。何度もピクピクと痙攣するのをアナルで感じ、自分の中に熱いものが大量に注ぎ込まれているのだと実感した。

しばらく離れず抱き合ったまま余韻を楽しんだ。上に乗っているのをいいことに、彼の顔や胸にキスの雨を降らし、特に彼の弱い耳を啄ばんだ。

「ばっ・・やめろよ!」

ちょっと怒った彼は、僕ごと上体を起こし、キッと睨んだ。怒られる!と思い身をすくめた瞬間、彼が僕の胸に吸い付いた。

「痛っ」

押しても叩いても離れない。スッポンのようだ。

「ごめんなさい・・痛いよ・・お願い・・ごめんってば」
「・・フンッ・・判ればいいんだよ。判れば。」

見ると、乳首から10cmぐらい上に大きなキスマークが真っ赤についている。よく見ると歯形もついてるじゃないか。痛いはずだ。上目遣いに彼を見ると、満足げな勝ち誇ったような目。・・・子供なんだから。

「シャワーあびよう。お前のもぐちゃぐちゃだし。」

僕は何も言う気になれず、彼から立ち上がろうとした。すると、彼は僕の背中に腕を回し、僕にも腕を回すように言った。

「足を俺の腰に巻きつけて。このままバスルームに行くから。」

っ!このまま!?
毎朝お姫様抱っこでバスルームに連れて行かれたのが恥ずかしくて今日は早起きしたのに、こんな繋がったまま子供のように抱きかかえられるのでは、もっと恥ずかしいじゃないか。嫌がる僕を無視して、

「ほら、いくぞ。落ちるなよ。」

と、僕を持ち上げる。仕方なく僕は両腕と両足を彼に巻きつけ、落ちないように必死にしがみついた。

寝室からバスルームまでの僅かな距離を、僕を抱えながらゆっくりと歩いていく。彼のものが抜けないように、僕はアナルをキュッとしめた。歩く振動に刺激を受け、次第に力を取り戻す僕のペニス。それを腹で感じた彼は、

「さすがにもうできないぞ。昨日もあんなにやったし。お前ほど若くないからな。」
「僕だってこれ以上やったらこわれちゃうよ。」

互いにクスクス笑いながら、バスルームに入り、彼は僕から抜き取り、そっと下ろした。僕はTシャツを脱ぎ、短パンを下げる。脱ごうと片足を上げた瞬間、僕のアナルから彼が出したものが太股を伝ってこぼれだした。もう片方の足を上げ、すばやく短パンを脱いだ。

「?なに?」
「・・だって・・・汚いよ・・」
「は?なに言ってるんだよ。そんなの。舐めたり飲んだりしてるだろーが?何を今さら。」

ふうとため息をつくと、僕から汚れ物をとりあげ、脱衣室にある洗濯機へ入れ、スイッチをいれた。唖然と見つめる僕に、にっこりと笑うと、

「洗ってやるから。こっち来いよ。」

と手招きし、シャワーを出した。

なんだか涙が出そうにうれしい。シャワーを頭からあび、顔を洗うフリをして、でてきた涙をごまかした。

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