Passion 〜6〜

この部屋にいついてから1週間が経とうとしていた。明日で彼の休みも終わり。僕も家へ帰らなければならない。

あっという間の1週間だった。そして…愛を深めることができた気がする。もちろん僕の主観で、青山さんの気持ちはわからない。

夕食の洗い物を終え、お風呂のお湯を入れてリビングへ戻ると、彼はTVを見ていた目を僕に向け、片手を広げた。僕は彼の右側に座り、肩に頭を乗せもたれかかった。そんなことも、もう当たり前のようになっている。

彼は僕の肩に手を回し、しばらく黙って髪や耳をいじったりしていた。

僕も黙ってされるがままになって、「ああ、明日には帰るのか…」と思いながら、ぼんやりとTVの画面をみつめていた。と、突然彼がボソッと口を開いた。

「俺さー、明後日からまた出張なんだ」
「ふーん 何日?」
「んー 2週間かな」
「…2週間!?2週間って…」
「そうなんだよ。休み明けでいやになるよな。」

そうじゃなくて! 2週間会えないじゃないか!寂しくないのか? 

「…2週間か…仕事じゃしょうがないよね。大変だね。」
「んー まあ仕事だからな。」

そうだけど…青山さんはそれで平気なのか…何とも思わないのだろうか。

「でさ、お前が浮気しないように、剃っていい?」
「?」
「いいよな。誰に見せるわけじゃないし。」
「…えっ?」

そういいながら僕の肩に回していた手をTシャツの中にもぐらせ、反対側の手を腰に回した。何を考えているんだこの男は!ニヤニヤしやがって。

「いやだよっ!大体なんだよ、浮気って。僕はそんなことしないよ。
  青山さんじゃあるまいし。それに…やだよ、剃るなんて…」
「オレじゃあるまいし?…頭にきた!」

…逆効果でした。一瞬怖い顔をしたかと思うと、きつく抱きしめられ、首筋をぺろりと舐め、そして吸った。この人は本当にキスマークをつけるのが好きだ。

「痛いよっ…やめてよぉ」
「いやだね」

そういうと、反対側の首筋にも吸い付いた。あんたは吸血鬼か!?そんなところにキスマークをつけられたら、もう外を歩けない。明日家に帰るというのに、親に見られたらなんて言えばいいんだ。

「わかった…わかったから!…首にキスマークはやめて…困るよ…」

やっと首から離れたかと思ったら、今度はTシャツをたくし上げ、乳首に吸い付いた。舌で転がしたり、噛んでみたり。チュッ、チュバッと音がする。きっと胸のあちこちにもたくさんの赤い痣を作っているに違いない。

「シェービングクリームとカミソリ取って来いよ。」
「僕がぁ〜?」
「ホラ、早く行けよ。」

軽くお尻をたたかれ、僕は渋々洗面所へ向かった。シェービングクリームとカミソリを取り、恐る恐るリビングへ戻る。青山さんは少し怖い顔をしてこっちを見ている。黙って差し出すと、「テーブルの上において、服脱げよ」と、顎でテーブルを指しながら言った。

僕はテーブルの上にそれらを置いて、Tシャツを脱いだ。短パンの下は何も着けていない。どうしよう。これを脱いだら剃られちゃうんだ。そう思うと、短パンに手をかけることができない。でも、彼の目はじっと僕の中心を見つめている。僕は意を決して短パンを脱ぎ、彼の前に立った。

「ハイ、よくできました」

そう言うと、彼は僕を隣に座らせ、そっと唇を重ねた。僕もそれに応え、何度も唇を合わせるうちに、いつしか互いの首に腕を回しながら、激しく舌を吸いあった。当然僕の中心部は反応してくる。彼は僕の両手を取って、僕の股間へ持っていった。僕の手を彼の両手で包み込み、ペニスではなく周りの叢に擦り付けた。

「最後に別れを惜しんだら?ほら、こんなに生えてるよ。
  ユウキって幼い顔してるのに、ここだけは濃いよな。脇や脛は薄いのにさ。」

そういいながら、僕の手に毛をつまませたり撫で付けたりする。

「そんな…やめてよ…」
「もっと触れよ。前も濃いけど、そのまま後ろにつながって、アナルの周りも結構生えてるよな。
  入れてるときにさ、たまに擦れてジョリジョリして気持ちいいんだよな。」

なんてことを言うんだ。そんな…アナルの周りになんて…自分じゃ見えない場所のことをい言われても…困るよ。…そんなに濃いのかなぁ…だから剃れって?

「手は忙しいよな。じゃあ、俺のは口でして。」

彼はさっと服を脱ぎ、ソファの上で座り足を開いた。僕は半勃ちのそれに顔をうずめ、手は自分の股間に置いた。口を動かしながら、片手はペニスを扱き、片手は毛の存在を確かめるべく、前からアナルにかけて撫で回した。指で毛を挟んで肌に擦り付けると、ジョリジョリと音がし、先走りが毛に絡む。

「俺も最後に見とこうかなー。口離すなよ。」

そういうと、左足をひっぱり、彼の体を跨がせ、腰を高く上げさせた。僕の顔は彼のモノを口に含み、手は分のペニスを掴み、そして、アナルを彼の顔の前に突き出す姿勢になる。

「うわっやだよこんな格好。まるみえだしそれに…」
「なに?見るためだってば。手も口も止めるなよ。」

そういながら、彼は目の前の僕のアナルからペニス、周りの叢を凝視しているようだ。

「明るいところで見ると、やっぱり結構生えてるよな。」

恥ずかしい!見られることも・・・生えてるなんて言われることも。
彼も僕の股間に手を伸ばしてくる。また片手で僕の手を持ち、今度はペニスを扱きだした。そして、僕のアナルの周りを舐め始めた。

「ひゃぁっ…やめてよ。まだお風呂にも入ってないのに…」

彼は何も言わず、アナルの周りの毛を唇でついばんだり舐めたりしたあと、アナル自体を舐め始めた。ペロペロ舐めたり、唇でチュッと吸ったりする。その間も片手でしっかりと僕の腰を支え、片手は僕の手を休ませない。もう、自分で扱いているのか、彼に扱かれているのかわからなくなる。

「あっ あぁーっ でるっ でるよぉー はぁっ イクッ!!」

彼の舌がアナルを開いたとき、僕は手の中に精液を吐き出した。2度、3度。今週は毎晩ヤッているせいか薄くさらっとしているが、大量に吐き出された。

僕は両手の中の自分の精液を零さないように、腰を下ろし体勢を変えようとした。ティッシュを取ろうとすると、彼は僕の腰を掴み向きを変えさせ、向き合うようにひざの上に座らせた。そして、僕の手をとると、彼のペニスに擦り付けた。彼のペニスが僕の精液で濡れる。二人の手で捏ねながら、精液を塗りつける。僕は興奮して、先ほど吐き出したばかりのペニスが徐々に力を戻しつつあった。

全体に塗りつけられると、彼は僕の腰を持ち上げ、彼自身にあてがった。

「痛い!」

彼は一気に僕の腰を彼自身に沈め、ぎゅっと僕を抱きしめた。僕も彼の腰に足を絡め、ぎゅっと抱きついた。二人とも僕の精液でベトベトだ。そんなことにはかまわず、互いの唇をむさぼりあう。完全に僕のペニスは勃起していた。二人の腹をベトベトにしながらもピクピクと脈打つ。

彼はゆっくりと、しかし強く腰を突き上げ始めた。僕の大量の精液をまぶしたとはいえ、慣らしきっていないアナルの中で、彼の動きは鈍い。

「痛いから…そうっと動いて」

彼は動きを緩め、ゆっくり優しく動き出した。が、ふと動きを止めると、目を輝かせた。

「忘れてた。剃るんだったよな。せっかく取ってきてもらったのに。」
「(忘れてていいんですけど)…ねぇ、本当に剃るの?剃らなきゃだめ?」
「男に二言はないだろ。そのまま後ろに倒れろよ。」

そういうと、少しひざを閉じ、彼のひざの上に寝かせられた。彼はシェービングクリームの缶を取り、僕のペニスを持ちながら、周囲にクリームをかけた。冷たいクリームに刺激され、僕のペニスがしぼんでいくのがわかる。

でも…

「あのー・・・抜かないの?」
「なんで? もったいない!」

もったいない?なにが?僕の中に入れたまま剃る気?彼は妙にうれしそうだ。テッシュペーパーを何枚か取り出しそばに置く。

「動くなよ。おちんちん切れちゃうと困るだろぉ〜?」

このオヤジはっ!

僕のペニスを少し引っ張り、カミソリを腹にあてた。そっとカミソリを動かす。ジョリ、ジョリと、断続的な音が部屋に響く。少し剃ってティッシュで拭いて、また剃って。半分ほど剃ったであろうか。僕の中の彼自身がピクピクと動いているのを感じた。さっきよりもアナルがキツイ。彼は僕の毛を剃りながら興奮しているんだ。顔は見えないけど、きっと瞬きもせず、その光景を見つめているに違いない。心なしか息も荒いし。

「お前…動くなって言っただろ?それになんだよ、この先走りは!
  カミソリが切れなくなるだーが!ったくしょうがないな」

僕ですか?いつの間にかまた勃っちゃったんだな。でもなんだよ。自分だって興奮してたくせに。僕の中でピクピクしてるじゃないか。僕は思い切りアナルを締め付けた。

「っっ! お前また…」
「青山さんだってすっごく硬くなってるじゃないか。僕の毛を剃りながら興奮したんだろ。
  こんな剃ったりして、ショタコンじゃないの?」

意地悪く言ってみせた。が彼は僕を見たたまま黙ってしまった。僕は体を起こし、彼の顔を覗き込んだ。

「…青山さん?」
「…ああ、したね。興奮したよ。悪いか。」

カミソリをテーブルに投げ、体を引き寄せ、いきなりキスしたかと思うと思い切り舌を吸われた。痛い!苦しい!どうしたんだ?そんなに怒るようなことを言ったのか?軽い冗談じゃないか。

唇を離し、肩にキツク吸い付きながら、下から思い切り突き上げられた。彼のペニスはさっきより大きく硬くなっていたので、痛みが激しい。

「痛いッ!痛いよ!やめてっ…あぁっ はぁっ あ・・・あおや・・あぁっ!」

僕の腰を持ち上げ、僕自身を動かしながら、彼は黙って突き上げた。半分ほど残っていたシェービングクリームが二人の腹に着き、グチュグチュと擦り合わさり、すぐに色を消した。

「あっっ‥ごめ・・なさい・・・痛っ・・ごめ・・んっ・・ゆる・・し・・いた・・・いっ・・」

プチッと音が聞こえた気がした。アナルが温かくなったかと思うと、次に激痛が走った。火柱が入れられているようだ。痛いっ!痛いっ!

青山さんが動きを止めた。

「・・・ごめん・・・」

僕は泣いていた。しゃくりあげながら彼を見つめた。彼が何か言ってくるのを待っていた。が、彼は何も言わず、視線を二人の股間に向けた。体を離すと、立ち上がった僕の足には血が流れ、彼のペニスも血だらけだった。僕よりも彼のほうが驚いているようだ。じっと自分のペニスを見つめ、やっと顔を上げた彼の目は潤んでいた。

「・・・ごめん・・・」

またそういうと、僕に手を伸ばした。が、僕は後ずさった。わざとじゃない。自然と体が反応したのだ。彼は一瞬、怒ったような驚いたような顔をしたが、すぐに可哀相なほど悲しそうな顔になり、立ち上がって僕に近寄った。

「本当に悪かった。もう何もしないから・・・」

彼は僕を優しく抱きしめ、頬にキスしたけど、僕は体を強張らせるだけだった。彼を責める言葉も出てこない。

「お風呂に入ろう。ベタベタして気持ち悪いだろう?」

沈黙を破ったのは彼だった。彼は僕を抱き上げ、バスルームへ向かった。僕は彼の目を見ることができなかった。

シャワーで一通り流し、二人でバスタブに浸かった。アナルは痺れていて感覚がないのが救いだった。

「・・・こっち向いて」

僕は答えもせず、彼に背を向けたままひざをきつく抱え、唇をぎゅっと噛んだ。彼は僕の後ろから僕を抱きしめ、何も言わずにしばらくそうしていた。

徐々に僕の腕の力が抜ける。やっぱり青山さんに抱きしめられると弱いんだ。こんなことされてもまだ彼のことがすきなんだ。僕はそっと彼の腕に手を絡めた。

「お前さ・・・」
「・・・なに?」
「・・・」
「? なに?」
「お前・・・前にも剃られたことあるの?」
「えぇっ!? なんで? ないよ、そんなの。」
「・・・ふーん、ないんだ・・・」
「なんで?なんでそんなこというのさ?」
「やけに簡単にOKしたからさ・・・」
「はぁ?」
「それに・・・」
「?」
「会えなくても寂しくないのかよ」
「へっ?」
「2週間も会えないって言っても平気な顔してるし、剃らせろって言えば簡単に  剃らせるし、
 お前ってなに?何考えてるのかわからないよ。」

あのーもしもし?それはこちらのセリフです。僕は彼のほうへ向き直り、いつになく強気に思っていることを全部言ってやった。

「あのねぇ!会えなくて寂しくないわけないだろ?でも仕事じゃしょうがないじゃん!
  出張行かないでって言ったら行かないのかよ?
  それに剃らせたのだって、それは青山さんだからじゃないか。
  そんなことしなくても浮気なんてしないよ。僕が好きなのは青山さんだけだし。
  でも青山さんは違うだろ?他にもたくさん相手がいるんでしょ?
  出張先にだって誰かいるかもしれないと思って待ってる僕の気持ちがわかるの?」

目を真ん丸くして驚いた彼はプッと呆れた顔で笑った。

「よくそんな一気にしゃべれるな」

全くだ。さっきまでしゃくりあげていたのに。ふと彼の視線が下がる。僕の股間を見て笑いながら言った。

「それじゃあみっともないよな。どうする?」

確かに。半分ツルツルで、半分は残ったままだ。その半分だけが、お湯の動きにあわせてゆらゆらとゆれている。

「・・・全部・・・剃って・・」

少し笑いながら、彼は新しいカミソリを持ってきた。クリームはない。僕をバスタブに座らせると、ボディソープを手のひらに取り、泡立て始めた。彼は僕の前にひざまづいて、それを僕の股間全体に塗りつけた。ペニス周りからアナルにかけてゆっくりとたっぷり塗りつける。

「沁みる?」
「ううん 大丈夫」
「・・・全部剃ったら・・傷見てやるから」

僕をバスタブに座らせると、真新しいカミソリで残りの毛を剃り始めた。剃ってはお湯をはった洗面器でカミソリを濯ぐ。さっきよりも優しくペニスを持ち、そっとそっと剃っていく。

「なあ」
「なに?」
「なんで、オレにほかに相手がいると思う?」
「だって!・・・藤本さんとか・・・」
「あーアレ」
「だんだよ!アレって!」
「動くなよ。本当に切れちゃうぞ。・・あれは違うんだ。というか、ごめん。
  あれも謝らなくちゃいけないよな。
  あれはー・・・お前の開発を一緒にしたというか、頼んだというか、
  ヤツがやりたがったというか・・・あのときはちょっと調子に乗っちゃたんだよな」
「なんだよ!それ!」
「だから動くなって!危ないな。悪かったって」
「悪かったじゃ済まないよ。それに・・・僕の開発なら青山さんだけにしてほしかったよ。」
「フーン…もっと足ひらけよ。全部剃れないだろ。」
「フーンじゃないだろ。だいたい・・・」
「わかったよ。お前うつぶせになれ。危なくてしょうがないよ。」

そういうと、青山さんは僕をバスタブの方へ向き直らせ、ひざを床につかせた。

「もっと腰を上げろよ。そうそう。動くなよ。」
「恥ずかしいよ・・・こんな格好・・・」
「・・・さっきも・・・剃ってて興奮した。
 でも、お前にとってはたいしたことじゃないのかと思ったら無性に悔しかったし。
 一人で興奮してるの見透かされた気がして、冗談だとわかってても押さえられなかった。
 八つ当たりだよな。ごめん・・・」

何も言えなかった。僕は青山さんの一言一言に一喜一憂する。彼に僕の気持ちなんてわからないのだと思ってた。彼も僕に対して同じ気持ちを持っているのかな?

さっきよりもそっと剃りあげる。彼に見られていると思うと、アナルがヒクヒクしてしまう。微かにあたるカミソリの刃も刺激になり、またもや僕のペニスが起き上がりだした。アナルの周りを少しずつ少しずつカミソリが這う。それを彼がまたじっと見ているのだ。傷つけないように気をつけながら。

「よし、いいぞ。剃れた。」

シャワーで残った泡を流し、「傷を見るから」とお尻を広げられた。

「切れてるのは入り口のここだけかな。そんなに深くないようだ。」
「そう?よかった。」
「痛いか?」
「ん、ちょっと。」
「ごめんな」

彼は僕のアナルにキスして、ペロペロと舐めた。きつく吸うこともなく、本当に優しく優しく舐めてくれた。先ほどから勃ち始めている僕のペニスがピクピクと反応する。

「そうだ、お前もよく見てみろよ。」

彼はそういうと、立ち上がらせ僕を鏡の前に立たせた。曇り止めを施した鏡の中には、本当に一本も毛がない自分の下半身が映っていた。小学生のときと同じ、ツルツルの股間にペニスだけが大人のまま立ち上がっていた。既に亀頭が赤く充血し、いつも以上に体の他の部分と異なる色合いをしている。気持ちまで幼くなったような、不思議な感じがする。

すると、彼が腰の辺りに手を回し、後ろから抱きついてきた。耳や首筋にキスの雨を降らせる。僕の目は鏡の中の自分のペニスから離せない。既に完全に勃ちあがったそれは腹にくっつき、溢れ出した先走が今にも流れ落ちそうで、濡れたペニス更に卑猥なものに変えていく。

彼の息遣いも荒くなり、小さな声が漏れ、耳に息があたる。そのとき、彼が僕のアナルに彼のペニスをあてた。また切れてしまう。拒もうとしたとき、

「入れないから。・・・このままさせて・・・」

手を繋いで僕の足を閉じさせ、後ろから潜っている彼のペニスを強く挟ませた。大きな彼のペニスは、後ろから僕の股を潜っているにもかかわらず、僕の袋の下からニョッキリと大きな顔をのぞかせている。鏡に映ったそれは、まるで僕の股間に2本のペニスが生えたようだ。毛がない分、肌がよりいっそう白く映り、2本目のそれはその中で赤黒く別の生き物がうごめいているようだ。

彼は腰を動かしだした。挿入されていないというのに、袋の下から快感が昇ってくる。触ってもいないのに、いつしか僕のペニスは自身の先走りで濡れ光り、腹から伝って太ももへ流れてる。彼から出た液体もそれに混ざり、それは次第にひざにまで届こうとしている。

「あぁっ な・・んか・・・へん・・へんだよぉ・・・触って・・・ない・・のにぃ・・いっちや・・いそ・・」
「・・・いいよっ・・・いけよっ・・・」
「はぁっ はぁっ あぁっ あぁっ イクゥゥゥーーーーッ」
「オレもっ・・・・ッ」

鏡の中の2本のペニスを見ながら僕たちは達してしまった。僕が出したものは自分の胸に飛び散り、彼が出したものは2度3度と鏡に当たり、ゆっくりと流れ落ちた。 

 

 

最後の夜だというのに、大変な夜になってしまった。
でも今はベッドの中でたわいもない話しをしながら、ゆっくりとした時間を味わっている。窓の外も明るくなってきた。

「・・・明日は昼ごろ家に帰るよ」
「・・・そうか、送っていくよ」
「明日はゆっくり体休めたほうがいいよね。明後日からはまた忙しいんでしょ?」
「そうだな」
「出張から帰ってきたら電話してくれる?」
「むこうからだって電話するさ」
「そう、じゃあ待ってるね」
「お前さ、なんか勘違いしてない?」
「え?何を?」
「オレ、前からお前のこと愛してるけど?」

SideStory

おしまい♪


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