Tropical Night 〜2〜


「ユウキ、起きろよ。もう昼過ぎだよ。」

耳元で彼の低い声がした。もうお昼?うっすら目を開けると、窓から差し込む光がまぶしい。そうだ、グアムに来たんだった。

「藤本たちは出かけたぞ。」
「・・・・・うん・・・」
「夜は一緒に飯食おうってことになったから。」
「・・・・・うん・・・」
「目、覚めない?」

うーん、眠い・・・。すると、唇に柔らかいものが触れた。彼の唇だ。すぐに応える。彼がキスしてくれたら、すぐ目が覚める。僕は口を開いて彼の舌をねだる。彼の舌はすぐに僕の中に入ってくる。彼の甘い舌が大好きだ。だけど・・・

「・・・昼間から・・・こんなキス・・・」
「いやか?」
「ううん・・・・キス・・スキ・・」

僕は彼の首に手を回し、もっと深いキスをねだった。彼の柔らかい唇が僕の唇を啄ばみ、熱い舌同士が絡まると、全身の力が抜ける。そして、全身が熱くなる。ふと気づくと、僕は全裸だった。まさか寝てる間に何かされたのか!?

「あの・・・僕・・裸なんだけど・・・」

彼は頬や首筋、耳にキスしながら答えた。

「昨日って言うか今日な。着いたの遅かったろ?飛行機降りてもお前全然起きないし。」
「そうだったの?全然覚えてない。」
「何とか歩いてたけどな。」
「・・・・・ごめんね・・・」
「やっとここに着いて、着替えさせようとしても全然起きないから、面倒だから脱がせた。」
「そう・・・ごめん・・・荷物もあったのに・・・・(でもパンツまで・・・)」
「謝ることじゃないだろ。」
「でも・・・ごめんなさい・・・痛っ・・・」


彼がキスしていた鎖骨を強く吸った。

「痛いよ・・・」
「・・・・・・」
「痛いってば。離してよ。」
「お前さ、なんでそんなに俺に気を使うの?」
「えっ?」
「不愉快だよ。そういうの。」
「・・・・・・・」
「またそんな顔する。・・・いいか?俺たちってなんだと思ってるんだ?俺はお前のなに?」

そんなこと急に聞かれても・・・。僕にとっては一番大切な存在で、好きで好きでたまらない。いつも一緒に居たい。いつも触れ合っていたい。でもそう言っていいのかな。

「答えろよ!」
「すごく好きな人・・・」
「そうじゃなくて!俺はお前にとってどういう存在かって聞いてるんだよ。」
「どういうって・・・」
「俺はお前の恋人じゃないのか?付き合ってるんだろ?彼氏じゃないのかよ!?」
「・・・・・恋人です!」
「だろ?なのに何を気使ってるんだよ。恋人同士はそんなに気を使わないものだろ?」
「ごめんなさ・・・」
「だから!謝るなよ。」
「・・・・・」
「ったくしょうがないな。」

彼は起き上がり枕を重ねると寄りかかり、

「気を使うぐらいなら口使って?」

と、足を広げて股間を指差した。思わず噴出してしまった。ほんとにオヤジだ、この人は。ほんとにこんな彼のことが好きだ。

「こんな昼間からするの?」
「俺はいつでもお前としたい。」

起き上がって彼の股間に顔を近づけた。まだ柔らかい彼のペニスに舌先を這わせる。根元から亀頭に向かって舐め上げ、舌先で彼の体温を感じる。何度か繰り返していると少しずつ膨張し始めた。手に取り、2〜3回上下に扱き、亀頭の先に舌の中央を撫で付ける。舌のザラっとした感触が気持いいはずだ。陰嚢をもみながら、完全に勃ち上がるまで何度も亀頭を攻める。

完全に勃起したら、今度は亀頭全体を口に含む。口の中で舌を動かし、ときどき吸う。先走りの味が口に広がった。彼が感じているのだ。カリの部分も吸い、そこから幹をも吸いながら根元へ降りる。根元から陰嚢へ。睾丸を口に含みそっと転がす。その間は手でペニスを扱くことを忘れない。袋全体を持ち上げ、その下を舐めたり吸ったりすると、彼も声を漏らし始める。同じルートをたどって、また亀頭を口に含み、入るところまで入る。唇で彼のペニスを締め付け、頭を上下に動かす。

ふと、腕を引っ張られた。無理やりペニスから離される。彼に引き寄せられ強く唇を合わせる。そのまま押し倒され、僕が愛撫されるほうになった。耳や首筋は舐めるだけだが、胸や乳首は強く吸っている。僕は彼にしがみつく。

僕が何度もお願いしたので、見える場所にはキスマークをつけなくなった。その代わり、胸や腹部、太股の内側には、常にいくつかの赤い痣がついている。そして、今また増えようとしている。左の乳首の上辺りを強く吸っている。痛い。そして、心地よい。舌を這わせながら右の乳首へうつり舌先でチロチロと弄る。右手は硬くなった左の乳首を擦る。チュッと音を立てて吸い、乳首の下にまた吸い付く。

「あ・・・・ん・・・」
「乳首勃ってきた。」
「・・うっ・・・はぁっ・・・気持ちいい・・・」

そのまま股間に向かって下がるかと思ったら、あちこちにキスをしながら上がってきて、また唇を合わせた。生き物のように舌を絡み合わせる。乳首を弄っていた手が離れ、僕の腰の下に彼の腕が差し込まれる。少し腰を浮かせると、彼が二人のペニスを擦り合わせる。

「あっ・・・んん・・・」

僕のペニスは既に勃起し、先ほどからタラタラと先走りを流していた。彼が腰を左右に動かしながら、僕のペニスを刺激する。僕も彼のペニスに擦り付けるように腰を動かした。これだけでもものすごく気持ちがいい。二人とも先走りをとめどなく溢れさせ、2本のペニスを濡らす。

「足開いて。」

体を起こしながら彼が言った。僕は両足を開いた。が、彼は僕の足首を掴むと、膝を曲げさせた。こんな明るい中で、僕の股間が丸見えになってしまう。

「足押さえて。」

僕に足を押さえさせると、僕の腰を少し持ち上げ、アナルにキスをした。そして舌先で中心をつつく。

「ふぁっ・・・・あっ・・・あぁっ・・・」

僕は足を押さえる手に力を込めた。何度か舌先でつつかれたあと、ゆっくりとアナルを舐める。そして唇で吸う。皺一本一本をなぞるように舐める。僕のペニスはピクピクしながら、先走りを垂れ流し、腹部を光らせている

「はぁっ・・・ん・・・お願い・・っ・・もう・・・」
「・・・もっと舐めたい。」
「でも・・・あんっ・・・そんなに・・・した・・ら・・・・ぼく・・・おかしくなっちゃ・・・」
「実は・・・俺ももう入れたい。」

ローションを手に取り、僕のアナル周辺に塗る。指が1本ゆっくりと入ってくる。根元まで入ると、ローションを擦り付けるようにゆっくりと回転しながら腸壁を擦る。ああ、もうすぐ入ってくるんだ。彼の太くて熱いのが。待ちきれない。

「もう入れて・・・もう・・・・」
「もう?」
「もう待てない・・・・」
「ユウキ・・・エロイ・・・」
「えっ?」

僕のアナルが彼の先端を感じた。僕は力を抜いて彼の挿入を待つ。プツッと音がするかのようにアナルが開かれ、彼の先端が入ってくる。

「あぁぁっっ・・・・」
「ねだり方がエロくなった。」
「ねだり方?」
「ん、前はそんな風にねだらなかった。」
「あっ・・・・んっ・・・ぼく・・・ねだった・・・・ごめん・・・」
「ちがう。すごくいい。もっと俺のこと欲しがって。」

彼の先端が僕の入り口をゆっくり行き来する。抜けそうになっても、二つに折られた僕の体では彼のペニスを追えない。抜いちゃやだ。

「はぁ・・・・んっ・・・ねぇ・・・ちゃんと・・・」
「入れて欲しい?」
「・・・・うん・・・」
「じゃあそう言って。」
「えっ・・・入れて・・・・」
「もっと。」
「・・・お願い・・・・もっと奥まで・・・全部僕の中に入れて・・・」

彼のペニスが僕への侵入を始めた。ゆっくり進み、抵抗を感じると止まり、また進み。全てが僕の中に納まり、彼と僕の肌が密着したときには、僕のペニスから透明の液がピュルピュルと零れていた。射精にも似たその快感。その液を指で拭い、指先を舐めながら彼が言う。

「ユウキ・・・でちゃったみたい。」
「ふぁっ・・・まだ・・・・でてない・・・ああっ・・・」

ゆっくりと腰を動かしつつ、再度指で拭うと、それを僕の口に近づけた。僕はためらうことなく、その指をしゃぶる。しょっぱい自分の味に更に興奮する。

と、その瞬間電話が鳴った。彼の携帯だ。

「誰だよ!?」

彼は手を伸ばし携帯を取ると、すぐに置いた。

「だれ・・・・」
「藤本。放っておけばいいさ。」
「でも・・・大事な用かも・・・」

ちっと舌打ちし、彼は携帯を取った。僕は当然離れるものと思っていたが、彼は僕に圧し掛かったまま離れない。それどころか腰を動かし続けている。

「なんだよ?」

うわっ不機嫌そうな声。まあ当たり前だけど。それより気をつけないと声がでちゃう。僕は両手で口をふさいだ。

「ユウキとしてるとこ。じゃますんなよ。」

そんなことっ!なんでそんなこと言うんだ。恥ずかしいじゃないか。すると、彼は僕の手を口から離し、頭の上まで上げさせ、彼の手で押さえつけた。更に、腰の動きも速めた。ヤバイ!声が漏れる。

「そうだよ。今入れたばっかり。はやく用件言えよ。・・・ああ・・・ああ・・・」

電話してるのに、知っている人と電話してるのに、僕たちはSEXしてる・・・・・。『入れたばかり』なんて・・・・生々しい。藤本さんが今僕たちがしてる最中だってことを知ってる・・・。藤本さんの彼にも伝わるだろう。夜会うのにどんな顔して会えばいいんだろう・・・。電話してるのに彼の抽送が止まらない。どうしよう・・・・もう・・・でちゃう。だって電話の向こうで、僕たちがSEXしてるの知ってる人がいるなんて!

「・・・ああ・・・ああ・・・・いいよ、わかった。じゃあな。」

電話を切って携帯を置いた。だが、僕はもう・・・・。

「ユウキ・・・お前・・・」
「ごめんなさい!ぼく・・・我慢できなくて・・・」
「まだ入れたばかりだろ?」
「う・・・ん・・でも・・・・」
「いいよ。最近してなかったし。お前も溜まってた?」
「それもあるけど・・・・」

僕の手を離し、チュッとキスをした。なんだか最近の僕はあさましい。性欲の虜になっている気がする。さっきもねだり方がエロいって言われたし。それは彼も喜んでくれてるみたいだけど、でも・・・。

彼は僕からペニスを抜くと、精液にまみれた僕のペニスに擦り付けた。全体がローションでヌルヌルになっている硬い彼のペニスが、射精して柔らかくなった僕のペニスを押しつぶす。彼のペニスで僕の精液が腹部や陰嚢など、あちこちに塗り広げられる。一番大量に溜まったところに亀頭を押し付けると、塗りつけるように精液を拭い取った。そして、そのまま僕の中に再び挿入した。

「ユウキ、電話しながらしたから興奮したのか?」
「ごめんね。最近なんだか早くて・・・・」
「電話してたから?」
「うん・・・あっ・・・藤本さんにっ・・・してる・・・最中って・・・うっ・・・」
「あいつのこと気になるのか?」
「あぁっ・・・ちがっ・・・誰かが・・・あんっ・・僕たちが・・・してるって・・・・知ってると思ったら・・・」
「そうか。それで出ちゃったのか。」
「うっ・・・だって・・・ああぁっ・・・」

彼は僕を抱きかかえて起き上がらせ、しばらく抽送を繰り返すと、抜けないように向きを変え、僕を四つんばいにさせた。バックからされると、反り返った彼のペニスがあちこちにぶつかり、強い刺激を与える。僕は自分の喘ぎ声の大きさに、この前見たビデオを思いだした。

「あああぁぁぁっっーーーー・・・・ひぁぁっ・・・あぁっ・・はぅっ・・・」
「うっ・・・スゴイしまる・・・」

僕の背中を押しうつ伏せにさせると、足を閉じさせた。僕の背中に覆いかぶさり、彼の息を耳元に感じる。鋭角に挿入されたペニスが、直腸だけでなく、アナル周辺も刺激し、僕は早くも二度目の射精を迎えようとしていた。でも彼と一緒に達かなきゃだめだ。

「・・・イキそう・・・」
「いいよ。達けよ。」
「あんっ・・・やだっ・・・あっ・・・いっしょ・・にぃっ・・あぅっ・・いっしょ・・・イキ・・・たい・・・」
「・・・・・わかったよ。」

彼は僕の体の下に手を入れ、ペニスの根元を痛いぐらいにつかんだ。そして激しく抽送を繰り返す。僕の中でますます大きく硬くなる彼のペニスが、僕のアナルを更に広げる。

「も・・・・でちゃいそう・・はぁっ・・・あああぁぁっ・・・」
「・・・・俺も・・・・・うっっ・・」

同時に僕を握った手をゆるめ、ペニスを扱いた。だめっ!直接触られたら・・・・・・。僕は股間が自分の精液で熱くなったのを感じた。彼のペニスはビクビクと脈打ち、僕の中に大量の精液を吐き出しているのを、アナルだけでなく彼を挟んだ尻でも感じた。なんとなく腸の中が熱くなる。何度も脈打ち、僕の中へ吐き出す。僕は尿道に残った精液までも搾り取るようにアナルに力を入れた。


自然に彼のペニスが抜けると、彼は僕の上からずり落ちた。まだ二人とも肩で息をしている。僕は二人で同時に達した満足感で幸せだった。

「何ニヤニヤしてるんだよ?」
「え?ニヤニヤしてないよ。」
「してるよ。やらしいな。」
「してないって。」

二人で顔を見合わせ、自然に抱き合った。SEXし終わったばかりだというのに激しいキス。吸いあう音が部屋に響く。

「シャワー浴びてこいよ。出かけるぞ。」
「うん・・・・・」
「なんだよ。まだ起きないのか?」
「1人じゃやだ。」
「・・・・・ワガママ。」
「いつも一緒にお風呂入るのに。それに自分じゃ中まで洗えないし・・・」
「ホントワガママ。」

僕にもう一度キスすると、彼は僕を抱き上げ、バスルームへ向かった。
 

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